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【ODENの語源】

拍子木形に切った豆腐に竹串を打って焼いた食べもの。その形が田植え時の豊穣祈願の楽舞「田楽舞」に似ているところから、この料理が「豆腐田楽」と呼ばれるようになります。この「田楽」に「お」をつけたのが「ODEN」の名の由来です。

【ODENの魅力はOne pot cooking】

ODENは調理に手間がかからず、家庭の食卓にぴったりです。
ODENがかくも長きにわたって愛されてきたのは昆布やかつおのだし練りものをベースにした「海の味」だからです。
これは日本人の味覚のDNAに深く刻まれているので、この先どんなに時代を経てもODENの人気は変わらないでしょう。
ODENは、農村や漁村で囲炉裏を囲み、その土地の食材を煮炊きした鍋料理とは、もともと異なる都市の食文化です。
また、温めながら供していた歴史から見ても鍋料理というより煮ものです。
一方、京料理にそのルーツを見出すことができるように日本料理は水の文化でそのおいしい軟水で昆布とかつお節でだしをとり、野菜を煮炊きして美味に食べる伝統があります。
最近、東京では専門店などで野菜ODENが流行と聞きましたが、ODENはもともと野菜との相性がよいのです。
健康の観点からいっても、21世紀は野菜の時代です。
ODENは日本料理の発展や生活スタイルの変化とともに姿を変えながら生き続けてきましたが、これからは鍋料理に近い感じで野菜を増やすなど、もっと自由に楽しんでよいでしょう。
れんこんやかぶ、長いもなどの根菜類はもちろん、レタスやチンゲンサイなどの葉ものやきのこ類もおいしいものです。
野菜の登場で、さらにODENの可能性が広がるかもしれません。

【人気の具】

  • 1位:大根
  • 2位:たまご
  • 3位:こんにゃくandちくわ

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【コラム~僕とODEN~】

田舎町の夕闇が深まる頃、良く祖母が大鍋にどっさり具材を入れてODENを作ってくれました。
子供ながらに食べたい具材を自分で好きなだけ選べるという事にもワクワクしながら箸の行き先を決めては具を自分の皿へ運び、まだ食べ終わっていないうちに次の具に向けて箸をすすめ、時に弟と最後の1個となったウィンナーの取り合いになったり、それを見ていた祖母が自分の皿からウインナーを僕にくれて仲裁してくれたり、帰りの遅い両親には残りもののODENしかなかったり、でもダシ汁が染みていて酒の肴に美味しそうに父親は食べていました。
そんなある日、初めてコンビニODENを食べました。
家の近くにコンビニが無かったという事もあり新鮮さと特別な感じも相まって祖母のODENよりも美味しく感じました。
それを祖母に伝えたところ、祖母はひどく落ち込んでしまいました。

それから時は流れ実家のある田舎町を離れ一人暮らしをする様になり、ODENはほとんどコンビニのものを食べるようになりました。
そして、気付きました祖母のODENが食べたいと。
都会では田舎の様な夕闇は感じづらいけれど秋が終わりに近づくと祖母のODENを思い出します。
また食べたいなぁ。

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